どうも、ゆるくふわっとオーガニック生活している【ゆるふわ】です。
そんな疑問に答えていきます。
この記事を読む事で得られるメリット
映画のあらすじを5分で把握できる
コーヒービジネスの裏側が理解できる
普段の消費行動で、ちょっぴり社会貢献ができる方法がみにつく
心豊かな買い物ができるようになる
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『おいしいコーヒーの真実』とは、エチオピアとアメリカのコーヒー市場に迫りながら、コーヒーが生み出す経済的矛盾に迫るドキュメンタリー映画です。
2006年公開で、監督マーク・フランシス、英題は、ブラックゴールド
目次
映画『おいしいコーヒーの真実』のあらすじ(内容 要約 ネタバレ)
エチオピアは、コーヒー発祥の地であり、アフリカ最大のコーヒー輸出国です。
今作の主人公である、エチオピアのオロミア州コーヒー生産者組合の代表タデッセ・メスケラは、
「エチオピア(ハラー産)のコーヒーは最高の品質だが、価格が驚くほど安い」
と説明し、取り引きの不平等を漂わせるシーンから、映画はスタートします。
エチオピアの現状
コーヒーの価格安定と需給調節を目的とする国際商品協定である、国際コーヒー協定が1989年に廃止され、生豆の価格は30年前の価格まで落ち込んでしまいました。

出典元:(世界経済のネタ帳)
西欧諸国がコーヒーをいくらで、買っていると思いますか?
仲買人との取り引きシーンがありますが、鑑賞したら、スタバが儲かる理由がわかります。
かなり安く買いたたかれていました。
ニューヨーク市場
舞台はニューヨークに移ります。
世界では1日20億杯のコーヒーが消費されていて、1990年からコーヒーの小売り価格は、年間300億ドルから800億ドルに上昇しました。
現在コーヒーの世界市場を支配しているのは、多国籍企業4社【クラフトフーズ、ネスレ、P&G、サラ・リー】です。
そしてニューヨークとロンドンの市場がコーヒーの国際価格を決定し、コーヒーは世界第2位の取引を誇る一次産品となっている現状を伝えていきます。
※一次産品とは経済学用語の一つ。
産出される製品の中で、自然から採取されたままの状態であり、加工されていない物のことを言う。
米や小麦などといった農産物や、錫や原油などといった資源などがこれに当てはまる。
発展途上国の主要な輸出品となっている商品は一次産品であることが多い。
(出典元ウィキペディア)
スターバックスとコーヒー競売
エチオピア政府主権のコーヒー競売では、大手企業に卸す業者が集まります。
- ボルカフェは、スターバックス、ネスレに卸す業者
- タロカはクラフト社、ドイツのダルマイヤーなどに卸す業者
これらの業者の卸し価格は、ニューヨーク市場を基準に決められていきま
ちなみに、コーヒーを卸す前に、コーヒーの検品をする工場のシーンが出てくるのですが、この検品工場の給料は、日給(8時間労働)で〇〇円と安価な値段での労働の現状を伝えています。
そんな値段で働けるか!!とツッコミをいれたくなる値段でした。
貧困農家
とあるコーヒー農家の息子がインタビューで、「コーヒー農家の継ぎたいとは思っていない」と語るシーンがあります。
なぜなら、コーヒー農家で貧困から抜け出すことは難しからです。
そんな貧困農家の中でも、より収入を得るために、コーヒーより高く売れる麻薬植物(チャットの葉)を育て収入を得ている農家もいて、
貧困から抜け出すために必死な農家の現状が伺え、コーヒーだけでなく一次産品の生産者たちは、飢えと貧困に苦しんでいる。
先進国は、年間3000億ドルの予算で自国の農業を保護しているが、エチオピアのコーヒー農家に補助金などの制度はない…
自由貿易
世界貿易機関の閣僚会議(2003)WTOが開催されるシーンがある。
WTOは、世界の貿易ルールを定めている機関であるが、WTOの会議では、
アメリカ・ヨーロッパ諸国とアフリカ・カリブ海の国
との意見が真っ向から対立していて、不均衡な取引について、激しい舌戦が繰り広げられる。
アフリカ・カリブ海の国は貿易不均衡と戦い続けていて、そしてメスケラ(主人公)もフェアトレードを広める為に日々奮闘していく…あらすじは、こんな感じです。
映画『おいしいコーヒーの真実』の登場人物(キャスト)
タデッセ・メスケラ
エチオピアのオロミア州コーヒー生産者組合の代表であり、フェアトレード支持者で、世界中を飛び回りコーヒー取引の不均衡を是正しようと動いている。
映画『おいしいコーヒーの真実』の感想・考察
普段なんとなく飲んでいるコーヒーに対して、メスケラ(主人公)が視聴者にエチオピアのコーヒー農家の現状と、コーヒー市場の不均衡による問題を主張する1時間半でした。
コーヒーにより富む西欧諸国、一方コーヒーにより貧困になるアフリカ…主人公のメスケラは、視聴者に対して、消費者がどんなコーヒーを飲んでいるのか?
そして一杯のコーヒーが、コーヒーに関わる人々に、どのような経済効果をもたらしているのか?を伝えたかったのでは、ないでしょうか?
資本主義という強烈な競争原理が働く仕組みの中、この大きな問題に立ち向かうメスケラ(主人公)の思いに希望を感じるのと同時に、巨大なコーヒー市場と消費者の行動意識が、フェアトレード取引の大きな壁となっています。
消費者がフェアトレード商品を購入することにより、貧困農家を救える事は理解できたのですが、この資本主義というルールのなかでは、かなり難易度の高いテーマであることも感じさせられました。
実際にフェアトレードコーヒーを買うとすると、普通のコーヒーの1.5倍以上の値段はします。果たして消費者は、1.5倍以上の商品を買ってくれるでしょうか?
そこには、もう1つ優しさというボランティア的な行動原理でなく、違う角度のものが必要ではないでしょうか?
消費者が、フェアトレードを訴えれば世界は変わり、必ず農家にお金が流れる仕組みができます。
フェアトレード生産者の経済的圧迫を緩和する有効な手段の1つであることには、間違いありません。
自分たちが飲んでいるコーヒーは、完全な搾取構造により安く美味しく提供されていてる事は、消費者も知っている必要があるかもしれません。
むしろ都合の悪いことは、知らせないという隠ぺい体質が、世の中にまかり通っているのが現状です…
『おいしいコーヒーの真実』Twitterのレビュー
フェアトレードについて、さらに一歩踏み込んだ口コミがありましたので、参考になると思いますのでTwitterのレビューをご紹介します!!※カッコの部分が口コミです。
映画を観た。おいしいコーヒーの真実。出だしが軽くて気を抜くと後半のやるせなさに酔う。フェアやダイレクトトレードなんて知らなかった。いつもどこからきた豆かわからずに飲んでるし一杯100円のコーヒーも好き。でも今度はエチオピア産を飲んでみようって思った。私のスタートはそこからだ。 pic.twitter.com/xXT2dQBSQb
— 狐 (@bitterend_xxx) June 4, 2020
観た。
フェアトレード以外にも、ダイレクトトレードってのもあるのか。2008年の映像だけど、2022年現在はどうなんだろうって思いながら観てた。
やあ、おいしいコーヒーの真実を観ているよ。Prime Videoを今すぐチェックする https://t.co/9H3dhIGQx3
— kic❍。☽・:*☁︎︎*.◌ (@kicococco) February 4, 2022
映画『おいしいコーヒーの真実』、コーヒー好きには是非とも観てほしい☕️
10年以上も前の映画なので当時からは状況が変わっているのだろうけど、胸が痛くなる。知らず知らずのうちに搾取したくないから、最近はフェアトレードコーヒーを選んでる。 pic.twitter.com/hZEqcAZFsR— 真野 遥|料理家・発酵室 よはく主宰 (@harukamano) February 23, 2022
#フェアトレード
毎日飲んでる珈琲
喫茶店で一杯300円の珈琲飲んだら、珈琲農家に幾ら入るか知ってますか?たった3円
農家の子供はとてもじゃないけど学校に通わせれない…
何とか飢餓を耐え生きるのが限界…農家の言い値で買おうよ!
詳しくは
映画「おいしいコーヒーの真実」
ネットで見れます pic.twitter.com/lvcXaY9fPq— ドリフトダウン (@wind_at_2) March 17, 2020
※ダイレクトトレードとは、生産者から、仲介業者を通さずに直接取引を行う仕組みのことです。
フェアトレードではなく、ダイレクトトレード…このレビューは、もう一歩踏み込んだ情報ですね。
そして、「彼らの手による事業を支援する」ことに切り込まない偽善。RT @hajime7120 市場に搾取される農業。その典型パターン RT @daian715 【『おいしいコーヒーの真実』が語らないこと】これ、社会が抱える構造的な問題 http://t.co/1TpC2juAb8
— ユウ (@yuna_41) March 5, 2013
このような口コミは必ずでてきますね…実際に資本主義のルールとは厳しいもので、こういった口コミも一理あるのですが、否定した後に、ではどうしたら良いのか?
というダイレクトトレードのような提案があれば、より建設的な批評になると感じます。
映画『おいしいコーヒーの真実』を無料で見る方法
動画配信サービスのUーNEXTは、月額¥2189で利用できますが、今ならキャンペーンで、31日間無料で映画を見ることができます。
おいしいコーヒーの真実(映画)も現在視聴が可能です。(2021年12月現在)
他にも、220,000 本以上のタイトルが見放題!!私はついでに、スターウォーズなどの名作映画を見ましたWWW
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【おいしいコーヒーの真実】を観賞するまでは、普段飲んでいるコーヒーをあくまで、値段のついた平凡なコーヒーとして何となく飲んでいました…
観賞後に感じたのは、すべての商品には、生産者の努力や苦労、商品に込めたメーカーの情熱が含まれています。
普段の消費が、素敵な生産者を応援することになり、素敵なメーカー(会社)を応援する事に繋がり、商品にかかわった全ての人が幸せになれるという消費の世界があるのだと、みなさんも観賞後、そんな感覚が生まれると思います。

こちらの記事は、簡単に映画をまとめていますが、映像で見る視覚的情報には、劣ります。
実際に現地に行って見るのが一番良いですが、現実的に難しいので、映像を通して是非みなさんにも、エチオピアのコーヒー農家の生活や、工場での仕事の映像などを見ていただきたいです。
現在は、家で過ごす時間が増えていて、家で映画を見る機会が増えていると思いますが、娯楽映画も楽しいですが社会派映画を見てこの時期に知識を増やし、話しの引き出しを作るのにもうってつけです。
私は、この映画を通して友達とフェアトレードの話しで盛り上がりましたw

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映画『おいしいコーヒーの真実』まとめ
私たちが、なんとなく飲んでいたコーヒーに、このような経済的流れがあったとは、驚きでした。
そして、知らないという事が、いかに消費者の行動の選択を狭めているかも映像を通して実感でき、まずは、この貿易不均衡を知るという事が、消費者の行動の選択を広げていくのだと思います。
一杯のコーヒーには、色々なドラマがつまっていますね。
みなさんも、健康的な生活をほどほどに、適当に送っていきましょ~
それでは、また
食品の裏側に興味がある方は、こちらの映画もオススメです↓
