Buon giorno (ボンジョルノ)
どうも、ゆるくふわっとオーガニック生活している【ゆるふわ】です。
そんな、疑問に答えていきます。
『あまくない砂糖の話』は、2014年に公開の映画で、オーストラリアの俳優デイモン・ガモーが、監督、主演(被験者)となり、1日に平均スプーン40杯の砂糖を60日間食べ続け、体調の変化を観察するドキュメンタリー映画です。
目次
映画『甘くない砂糖の話』のあらすじ(ネタバレと解説)
監督のデイモン・ガモーは、元々不健康な生活をしていました、タバコや砂糖を常習していて、5年前に知り合った彼女が健康志向だった為に、精製された砂糖を一切やめる生活を始めました。(美人な彼女ですwww)
オーストラリアの平均的な4人家族が、1週間で消費する砂糖の量が6キロ(1人1.5キロ)で、ちなみに砂糖をなくすと、スーパーの棚から8割商品が消えると言われています。
恐るべき砂糖大国オーストラリア…
このような前置きから、映画はスタートします。
下記は、おおまかな映画の流れです↓
①砂糖の歴史
砂糖の起源は、紀元前8000年のニューギニアで、貿易船に運ばれてインドに到着します。
その後、どのように砂糖が、世界に広がっていくかをヒュー・ジャックマンが説明していきます。
②アイゼンハワーの心臓発作
アイゼンハワー大統領の心臓発作の原因が、砂糖なのか脂肪なのか学者で議論になります。
結果的に脂肪が悪者になり、砂糖は無罪になり、低脂肪=健康という世間のイメージができ、食品業界もその流れに乗っていきます
③実験準備
弁護士、臨床病理医、栄養士、健康管理専門の医師、などとチームを組んで、実験をスタートさせます。
ルールは、簡単で2か月間、毎日スープン40杯の砂糖を摂取する…
カウントするのは、ショ糖と果糖のみで、ティースプーン1杯分を約4グラムとカウントします。
食事の内容は、栄養士と決めていきますが、「こんな食事すすめない」と栄養士が苦笑するシーンは、ちょっと笑ってしまいますw
③アボカド、ナッツ中心の生活から砂糖生活へ
この時点での食生活は、摂取カロリーが、2300カロリーで、
その内訳が、50%(脂肪)アボカドやナッツなどから、26%(たんぱく質)卵や魚どから、24%(炭水化物)野菜などからで、精製された砂糖は、一斉とっていません。
体重76キロ、ウエスト84と標準的な体格をしていて、身長は180㎝です。
週二回、庭を3周走り、10分間の筋トレをこなしています。
④砂糖の種類
ブドウ糖、乳糖、ショ糖についての説明が入ります。
今回の実験の主役になるのは、ショ糖です。
ショ糖は、ブドウ糖50%果糖50%からできていて、この果糖について、多くの医者が、健康面に影響があるのではと、疑問視しています。
⑤実験スタート
朝食からスタートしますが、いきなり20杯分の砂糖をとってしまいますw
シリアル、ヨーグルト、りんごジュースこれだけで、20杯分…
そして、ジャンクフードなどを食べなくても、スプーン40杯の摂取は可能だと、2日目にして気づいてしまいます。
「林檎をまるごと食べたらお腹いっぱいになり、糖分の摂取は難しいが、ジュースにしたら食物繊維がなくなる為、糖分を摂取しやすい」と発言しています。
そして、12日目で、79.5キロになり、実験から+3.2キロ増加します。
このあたりから、顔つきが微妙に変化している
内臓脂肪が増え、肝臓に脂肪が溜まっていると、18日目に血液検査で宣告されます。
デイモン・ガモーは、だんだん体のダルさを訴えていくが、砂糖を食べた後に45分ハイになる、そしてまたダルくなり、砂糖をとると元気になる、これを繰り返します。
そして、少しづつ、体と心に変化があらわれて、わづかな中毒症状と気分の変動が起き始めるのです。
⑥アボリジニの食生活
西洋の食事が伝わる前は、アボリジニの糖分の摂取量は、年間で飴玉2.3個程度でした。
2008年のコカ・コーラ売り上げ世界1の地域は、オーストラリアの北部(アマタ)で、その大半がアボリジニの消費です。
元々アボリジニは、食べ物を大地から得ていたが、外来種が増えて在来種の食料源だった動植物が絶えてしまい、時給自足だった生活から、食糧をスーパーで買うようになります。
白人が入植してから、ビスケットなどの甘い食べ物を持ち込み、病気や肥満が増えたとアボリジニの女性が語っています。
そして、アボリジニの人々は、マイウィル活動(生鮮食品を住民に届ける計画)を始め、スーパーでのコーラの販売を禁止して、砂糖の摂取を町全体で減らしましたが、政府からの予算削減により、結局は、砂糖を摂取することになってしまうのです。
※マイウィル活動は政府からの資金援助で成り立っていました。
そして透析患者などが、増え続けています。
⑦マウンテンデューと虫歯
デイモン・ガモーの体重は、1か月で81.2キロになり、+5キロ増加で、ウエスト91に!!
少しづつ体重が増えていく中アメリカのケンタッキー州に向かいます。
向かう道中に「アメリカはファーストフードばかりで、まともな店がない」とボヤいていましたw
ケンタッキー州に到着すると、エドウィン、スミスという歯科医に会い、インタビューをします。
「歯が茶色くボロボロの子供の大半は、マウンテンデュー中毒」であると、医師から衝撃の発言が出ます。
通称マウンテンデューマウス、医師は虫歯だらけの子供の症状をこのように呼んでいました。
1日10本マウンテンデューを飲む子供がいて、17歳のラリーという少年の歯を治療していくが、マウンテンデューマウスで歯がボロボロなのです。
しかし治療後もこの少年は、マウンテンデューを飲むと宣言www
恐るべきマウンテンデュー
⑧大企業の仕掛け
ニューヨークに行き、マイケル・モスという作家に出会いドクターペッパーの開発者との裏話を聞くことになります。
ドクターペッパーの開発過程で、甘味料を61段階に分けて、3000人を対象に試飲テストして、そのデータから甘味料の最適値を割り出し、こうして商品に最適値の甘味料を入れて売りだしていくのです。※甘味料の最適値を業界では、至福点と呼ばれています。
食品業界は、肥満はカロリー過多と運動不足の結果と主張していますが、デイモン・ガモーは、実験前と実験中での接種カロリーは、ほぼ同じで、なぜかカロリーが変わらないのに太っていき、そして倦怠もましていくのか?疑問を持ち始めます。
そして、45日後、砂糖には何か隠された秘密があるのでは?と確信していくのです。
全世界で500億ドルの市場という規模が関係しているのでは?
1970年に政府が、砂糖の安全性の調査を始めると、砂糖協会は非難を受けないように動き、学者や広告会社を雇って論文を出します。
それが「科学者が砂糖の悪影響を否定」という論文でした。
政府は調査結果に、この文章使用してしまうのです。
その後コカ・コーラが主催のシンポジウムの映像が流れますが、果糖と代謝性疾患の関係を否定しています。
⑨甘くない砂糖の話し(結果と結末)
60日間で2360杯分の砂糖を摂取して終了。
実験結果は、肝臓のALTの値が40近く増加、2型糖尿病の恐れありと宣告される
血中脂肪は、0.08から1.5に増加、この値があがると、悪玉コレステロールが増え心臓病になると宣告を受ける。
体重は8.5キロ増加 体脂肪率7%増加 ウエスト10センチ増加
カロリー計算でいえば、実験前の食事より少ない日もあったに、実験結果ではこのような結果に終わった。
「カロリー計算はあてにならない」目を向けるべきはカロリー源と医師は、言っていました。
その後、砂糖を断ってからの一週間は、頭痛と気分の落ち込み、睡眠サイクルが悪化し、砂糖の禁断症状が続いた…
映画『甘くない砂糖の話』のキャスト
※番号は出てくるストーリーの番号です。
①デイモン・ガモー
このドキュメンタリー映画の監督兼主役のデイモン・ガモー。オーストラリア人です。5年前に恋人と出会う。それまではタバコや砂糖に依存していたが、彼女の気を引こうと趣味を合わせた結果、なんと一転!健康志向に。精製された砂糖を一切止める徹底ぶり。しかし、砂糖の害を知ろうと、自分の体で実験することを決意する。
①ヒュー・ジャックマン
砂糖の歴史を伝えてくれる、ちょい役で出演
①ゾーイ・タックウェル=スミス
デイモン・ガモーの奥さん、優しくて美人
③デビッド・ギレスリー
デイモンチームの作家。今回の企画の主席顧問
③ケン・サイカリス医師
デイモンチームの医師。血液検査はオーストラリアを代表する臨床病理医の、ケン・サイカリス医師。
③栄養士 シャロン・ジョンスト
デイモンチームの栄養士。食事指導をする美人栄養士
③デビー・ハーブスト
デイモンチームの医師。健康管理を担当する
⑤ニックアレン
医師で、心理学者。デイモン・ガモーの心の変化を分析する
⑦エドウィン、スミス
ケンタッキー州の歯科医
⑧マイケル・モス
作家で、ドクターペッパーの開発の裏話を教えてくれる
⑧ジョン・シーブンハイパー博士
医師で研究者だが、コカ・コーラから資金提供を受けている
映画『甘くない砂糖の話』の感想・内容のレビュー
この映画を見た感想は、やっぱりなという納得感がありました。
砂糖という巨大産業に関わる、大手企業が砂糖の真実を隠蔽しているのは、デイモン・ガモーの人体実験で明白になったのではないでしょうか?
カロリー計算とは、企業側の都合の良い計算方法であり、大切なのは何を食べるか?だと感じました。
カロリー計算で言えば、蕎麦を1000カロリー摂取するのと、アイスクリームを1000カロリー摂取するのでは、身体への影響もまったく違うはずです。
世の中の科学や論文は、本当に正しいのか?
その論文を書いた人は、どこで研究していて、どこから資金の援助を受けているのか?
コカ・コーラから献金を受けていれば、コカ・コーラの販売にデメリットになるような内容を論文で発表するでしょうか?
コカ・コーラから資金提供を受けている、ジョン・シーブンハイパー博士のインタビューを聞いていると、何だか歯切れの悪い印象でした。
その辺も自分で、考えながら情報を選択していくのが、必要だと感じさせてくれる映画です。
この世の中は、資本主義で、消費させる事こそ正義であり、人が病気になろうが、どうなろうが、大企業は関係ないのです。
そして、病気になれば、保険会社が儲かり、製薬会社が儲かりという世の中のシステムができあがっているのではないでしょうか?
※ちなみに、コカ・コーラは、保険の代理販売なども行っています。
人は金で動く
この大原則を念頭に、学者の話しなどを聞けば、その人の考え方や発表した論文の意図が薄っすらと透けて見えてくるかもしれません。
余談ですが、TVにコメンテーターとして出てくる医者の言葉は、半信半疑でいつも聞いています。
正確に言うと8.9割信じていませんwww
そして、その医者がどうしてそのような発言をしているか、こちらのサイトで必ずチェックしています↓
このサイトで、医者の名前を入れて検索すると、どこの製薬会社からいくら献金をもらっているか出てきます。
テレビに出ている医者を検索してみてください面白いですよw
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あまくない砂糖の話し(映画)も現在視聴が可能です。(2021年12月現在)
他にも、名作タイトルがズラリ!!私はついでに、スターウォーズなどの名作映画を見ましたWWW
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甘くない砂糖の話(まとめ)
砂糖の取り過ぎは、多くの病気を誘発していきますので、過剰に摂取している場合は控えた方が良さそうですね。
ジュースやお菓子を飲んだり、食べたりする習慣のある人は、ナッツや果物に変えるだけでも、砂糖の摂取を抑えられるかもしれません。
炭水化物も糖質だけど、影響がないのかな?と映画を見て思いましたが、そこは、また次回記事にしていきたいと思います。
みなさんも、健康的な生活をほどほどに、適当に送っていきましょ~
それでは、また
Ciao(チャオ)Ciao(チャオ)
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